
「新生児におもちゃって必要なの?」
「いつからおもちゃを与えるのが正解?」
新生児の赤ちゃんはまだ何もわからないように見えるので、おもちゃはいつからあげればよいのか疑問に思うことがあるのではないでしょうか。
結論から言って、新生児からおもちゃは必要です。
新生児の赤ちゃんは自分から動いておもちゃで遊ぶことはありませんが、感覚はすでに機能していて、刺激を与えることで脳の発達が促進されます。
抱っこなどスキンシップはもちろん重要ですが、親子のかかわりのためにはおもちゃも大切です。
新生児におもちゃが必要な理由や、どんなおもちゃが新生児に合っているのかを解説していきます。
発達段階にあったおもちゃを選べば、赤ちゃんの五感や好奇心を育み親子の絆が深まるでしょう。
おすすめの知育玩具も紹介していますので参考にして下さいね。
新生児からおもちゃは必要!

新生児の赤ちゃんにもおもちゃは必要です。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、五感への刺激は重要だからです。
自分で遊ぶことはできませんが、動くものを目で追うことで発達の土台が作られます。
このころは遊ぶというよりも「感じる」「反応する」ことがおもちゃの役割です。感覚はすでに機能しているので、刺激によって脳の発達が促進されるでしょう。
例えばガラガラを振ってもらうことは「自分は大切にされている」と感じることができるはずです。赤ちゃんが反応すると、親も育児の楽しさや成長を感じられます。
新生児にはまだ早いのでは?と思われがちですが、赤ちゃんが世界を感じ、親とつながるきっかけとしておもちゃはとても大切です。
新生児から長く使えるおもちゃも多いので、新生児からおもちゃを与えることをおすすめしますよ。
新生児からおもちゃが必要な理由として、
-
五感を刺激する
- 親子のコミュニケーションにつながる
という観点から解説していきます。
五感を刺激する
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、五感への刺激はとても重要です。
このころの赤ちゃんは毎日少しずつ世界を認識し、脳が急速に発達していくからです。
新生児はまだ視力が弱くはっきりしたものしか認識できません。ですが、音や光・手触りなどの感覚はすでに働いています。
例えば、ラトルやベッドメリーの優しい音や揺れ・色は赤ちゃんの視覚・聴覚・触角をやさしく刺激します。
赤ちゃんの五感に働きかける刺激によって、神経のつながりが活性化して発達の土台が作られるのです。
以下は赤ちゃんの感覚の発達とおもちゃの役割の対応表です。
【新生児の感覚発達 × おもちゃの役割対応表】
感覚 |
発達の特徴 |
おすすめのおもちゃ例 | 効果・目的 |
視覚 |
明暗やコントラストは見える 色の識別は未発達 |
モビール・白黒カード | 視覚を追う力・注意力の土台を育む |
聴覚 |
音には敏感 特に高温や母親の声に反応する |
ラトル・音楽付きメリー | 聴覚刺激と音源の理解の第一歩 |
触覚 |
手のひらや足裏が敏感 口で確かめようとする |
柔らかいぬいぐるみ・シリコン素材 | 安心感・好奇心・手足の動きの発達 |
嗅覚・味覚 |
母乳や母親のにおいを識別 まだおもちゃでは刺激しにくい |
- | おもちゃよりも環境要因が影響大 |
運動 | 反射的な動き(モロー反射・握り反射など)が中心 | ベビージム・ラトル | 自発的運動への橋渡しになる |
参考:東京都生涯学習情報
感覚はすでに機能しているので、刺激を与えることで脳の発達が促進されます。
新生児はまだ何もできないからおもちゃはいらない、というわけではありません。この時期は「感じる」「反応する」ということがおもちゃの役割です。
感覚の発達のためにも新生児におもちゃは必要だといえるでしょう。
親子のコミュニケーションにつながる
おもちゃは親と赤ちゃんのコミュニケーションにつながる点でも大切。新生児の赤ちゃんにガラガラやラトルを振ってあげた時、それに反応があると育児の楽しさを実感できるでしょう。
親が笑いかけながら音のなるおもちゃを振ったり、一緒に聞いたりすることで赤ちゃんは自分は大切にされていると感じます。
目で追ったり耳を傾けたりする赤ちゃんの姿を見ることは、親にとって大きな喜びです。
新生児向けのおもちゃは赤ちゃんだけではなく、親のためでもあります。おもちゃを使うことで赤ちゃんの成長を間近で感じることができるからです。
赤ちゃんとのコミュニケーションのきっかけにもなり、親子の絆を深めるためにもおもちゃは非常に重要です。
新生児のおもちゃを選ぶポイント

新生児のおもちゃを選ぶ際は、
-
安全な素材
-
洗えて清潔に保てる
-
カラフル
-
音が出る
-
STマークがついている
- 誤飲・窒息の危険がない
という点で選びましょう。
安全性・衛生面だけでなく赤ちゃんの発達を刺激するものを選んであげたいですね。
安全な素材
赤ちゃんが舐めたり触れても安全な素材であることが重要です。
なぜなら、赤ちゃんは何でも口に入れて確かめようとするからです。
塗料や素材に有害物質が使われていないか確認しましょう。「食品グレード」「BPAフリー」「天然素材」などの表記があるものがおすすめです。
木材やシリコン・プラスチックのおもちゃが多いですが、使われている塗料や染料が口に入れても安全かどうかも確認しましょう。
洗えて清潔に保てる
水洗いや除菌ができて清潔に保てるおもちゃを選びましょう。新生児は免疫力がまだ弱いからです。
新生児はよだれや汗でおもちゃを汚すことが多く、内部に綿が詰まっていて乾きにくいものや洗濯できないものは、清潔に保つのが難しいです。
素材や構造が水洗いできるものなら、いつでも清潔にできるので安心して遊ばせることができるでしょう。
ぬいぐるみや布製のおもちゃは丸洗いできるものがおすすめです。
コントラストの強いもの
新生児の赤ちゃんにはコントラストの強いおもちゃが適しています。生まれたばかりの赤ちゃんは、視力が0.01〜0.03程度しかないからです。
色の識別もまだできないので明暗の差があるものにしか反応できません。
黒×白、赤×白のような強いコントラストのものは、赤ちゃんが認識しやすく興味をひきやすいとされています。
生後2〜3ヶ月以降はカラフルなおもちゃが視覚の発達に良いでしょう。
【月齢ごとのおすすめのおもちゃのカラー】
月齢 | 推奨カラー | 理由 |
0~1ヶ月 | 白黒・白赤などコントラストが強いもの |
色の識別が未発達 明暗差のみ識別できる |
2~3か月 | 原色2~3色(赤・青・黄など) | 色覚が発達し始め、原色を徐々に認識可能 |
4ヶ月以降 | カラフル(5色以上もOK) | 色の区別や好みが芽生えて興味が拡がる |
白黒のおもちゃは2~3ヶ月以降も使ってもいいですが、刺激が単調になるので徐々にカラフルなおもちゃを与えましょう。
色数が急に増えると疲れてしまうこともあるので、少しずつ成長に合わせて調整してあげたいですね。
音が出る
やさしい音が出るおもちゃがおすすめです。この理由は、赤ちゃんの聴覚に良い刺激を与えるからです。
音が鳴るおもちゃは赤ちゃんに「音がすると楽しい」という認識を育てることができます。
刺激が強すぎる音は新生児には負荷が大きい可能性があります。
「シャカシャカ「カラカラ」など、単純な優しい音のするおもちゃが良いでしょう。
例えばガラガラやメリーなど、やさしい音・鈴のような音は赤ちゃんの興味を引き出すことができるでしょう。
STマークがついている
STマーク(一般社団法人日本玩具協会認定)がついているおもちゃを選びましょう。
このマークは、おもちゃの安全基準をクリアしたおもちゃについています。
CEマークは国際的な安全基準を満たしているマーク。外国のおもちゃを購入する際は、新生児・乳幼児のおもちゃを選ぶ際の目安とすると良いでしょう。
誤飲・窒息の危険がない
赤ちゃんが誤飲したり窒息したりする危険のないおもちゃかどうか確認しましょう。
ラトルやガラガラなどのパーツがとれるもの・壊れた時などに誤飲事故につながることがあるからです。
赤ちゃんが遊ぶおもちゃは、誤飲防止サイズ基準をクリアしているかチェックする必要があります。
顔を覆ってしまって窒息しそうなおもちゃにも注意が必要です。
新生児の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
新生児の赤ちゃんの興味を引くおすすめのおもちゃを紹介します。
安全性はもちろん、赤ちゃんの五感を刺激し成長を促すようなものを選ぶことが大切です。
ベビージム

赤ちゃんが寝ころんだ状態で使います。
新生児のうちはゆらゆら揺れるぬいぐるみを目で追って、成長してくると手に取って遊んでくれるでしょう。
ぬいぐるみは取り外し可能で洗濯OKで、ベビーカーに取り付けることもできるものがおすすめ。
モビール

ベビーベッドの上につるしてあげる飾りです。
ゆっくりと動く飾りを目で追うことで、新生児の赤ちゃんの目で追う力を育ててくれます。
音が鳴ったりコントラストの強いデザインのモビールも人気です。
ガラガラ・ラトル

新生児のうちはお世話をする人が振って音を聞かせてあげましょう。
やさしい鈴やガラガラの音を聞いたり、どこから音がするのか気になったり赤ちゃんの好奇心をくすぐります。
生後3ヶ月くらいから自分で持って振るようになり、握ったり舐めたりして遊べるようになります。
ぬいぐるみ

ぬいぐるみは柔らかくて肌触りの良い素材で作られたものがおすすめです。
赤ちゃんが舐めたり触ったりするので、水洗いOKのものが清潔に保てます。
新生児から成長して長く遊べて、愛着形成にも役立つでしょう。
誤飲や窒息に配慮したサイズやデザインのものを選ぶのが重要です。
ベッドメリー

ベッドに取り付けて回転しながら音楽が流れます。
くるくる回るぬいぐるみと優しい音楽で、赤ちゃんが泣き止むこともありますよ。
ぬいぐるみは取り外して洗って衛生的に使えるものがおすすめです。
新生児の赤ちゃんも目で追ったり優しい音色を聞いたり楽しく過ごせるでしょう。
新生児のおもちゃはいつから?に関するQ&A
新生児の赤ちゃんにおもちゃを与える際に気になることをQ&Aでお答えします。
-
おもちゃをつかむのはいつからですか?
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赤ちゃんがおもちゃに興味がないときはどうすればいいですか?
-
月齢別におすすめのおもちゃはどんなものですか?
-
モンテッソーリ教育における生後1ヶ月の赤ちゃんのおもちゃはどんなものですか?
おもちゃをつかむのはいつからですか?
赤ちゃんがおもちゃをつかむのは個人差がありますが、多くの赤ちゃんが生後3〜4ヶ月頃からおもちゃをつかもうとします。
自分で手を伸ばしておもちゃをつかむことは、すぐにできないケースもあります。毎日の遊びの中で握力や手の動きが発達してだんだん上手につかめるようになりますよ。
赤ちゃんがおもちゃに興味がないときはどうすればいいですか?
赤ちゃんがおもちゃに興味がないときは、タイミングを変えたり違うおもちゃに切り替えてみましょう。
気分や体調によっては遊びたがらない日もあるかもしれませんね。
新生児のうちはぼんやりとしか見えないので、コントラストの強いものを選んだりお顔から20~30㎝くらいに近づけてあげると興味を持つかもしれません。
「可愛いね」「いい音がするね」など、優しく話しかけながら見せてあげましょう。親の声は赤ちゃんにとって最大の刺激であり安心感を与えます。
すぐに反応がなくても、無理をせずに赤ちゃんの機嫌が良いときにおもちゃを使ってコミュニケーションをとってみてくださいね。
月齢別におすすめのおもちゃはなんですか?
月齢別におすすめのおもちゃの例はコチラ。
月齢 | おすすめのおもちゃ例 |
0か月(新生児) | ベッドメリー・モビール・音のなるぬいぐるみ |
1ヶ月 | ガラガラ(親が振る)・白黒カード |
2~3ヶ月 | ベビージム・ラトル(軽いもの) |
4~6ヶ月 | 握る系おもちゃ・布絵本・鏡遊び |
新生児期は親の顔や声、授乳や抱っこなど基本的なかかわりが重要で、おもちゃは感じたり反応することが主な役割です。
生後1ヶ月くらいから少しずつ音の方向を認識したり、目の前のものを追視するようになります。
生後2ヶ月くらいから、手足をばたつかせて自分の手を見つめ始めるようになり、おもちゃに手を伸ばしたり口に入れようとします。
成長は個人差が大きいので、赤ちゃんのペースに合わせて様々な刺激を与えてあげましょう。
おもちゃを通じての親子の温かいコミュニケーションが何よりも大切です。
モンテッソーリ教育での生後1ヶ月の赤ちゃんのおもちゃはどんなものですか?
モンテッソーリ教育では、感覚を研ぎ澄まさせるために一つの刺激に集中できるおもちゃを重視します。
生後1ヶ月のあかちゃんのおもちゃは、以下のものが推奨されています。
名称 | 商品 |
モンテッソーリ モビール(ムナリモビール) |
![]() 画像引用:Amazon公式サイト |
単色または高コントラストのビジュアルカード |
![]() 画像引用:Amazon公式サイト |
音が1種類だけ鳴るラトル(単音系) |
![]() 画像引用:Amazon公式サイト |
まとめ
新生児の赤ちゃんにとって、五感を刺激し発達を支えるためにおもちゃは大切な存在です。
自分から動いて「遊ぶ」ことはできないので、「感じる」「親との関わり」がおもちゃの主な目的となります。おもちゃを選ぶ際は、安全性や清潔を保つことができ、月齢や反応に合ったおもちゃを選ぶことが重要です。
新生児におもちゃは必要なの?興味がなさそうと疑問に思うこともあるかもしれません。
ですが、月齢に合ったおもちゃを選ぶことで、赤ちゃんの成長に合わせた刺激を与えることができます。
おもちゃは赤ちゃんの成長のためだけでなく、親にとっても育児の楽しさや子供の成長を感じさせてくれるでしょう。
親子で楽しむことができるおもちゃを探してみてくださいね。
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