
赤ちゃんをお風呂に入れる時間はいつがよいのか悩むこともあるのではないでしょうか。
結論から言って、生活リズムを作るために、毎日同じような時間にお風呂に入れるのがおすすめです。
とはいえ、きっちり時間を決めるのではなく、赤ちゃんのご機嫌や家族の生活リズムに合わせて調整するのが一番。お世話をする人が無理のない時間にお風呂に入れると良いでしょう。
- 赤ちゃんのお風呂の時間を決めるポイント
- 月齢ごとの赤ちゃんのお風呂のタイミング
- 赤ちゃんのお風呂にかかる時間
- 沐浴の際の注意点
などを解説していきます。
赤ちゃんのお風呂時間や、赤ちゃんの入浴に関する気になるQ&Aも紹介していますので参考にして下さい。
赤ちゃんのお風呂の時間を決定ポイント

赤ちゃんをお風呂に入れる時間は、毎日ほぼ同じタイミングにして習慣化することが理想です。
習慣化することで生活リズムが整い、寝かしつけまでの流れがスムーズになるからです。
ですが、これは絶対の正解ではなく、家庭の生活リズムや赤ちゃんの機嫌に合わせて調整すると良いでしょう。
ここからは、赤ちゃんの入浴時間を決めるポイントについて整理していきます。
- 入れやすい時間に入れる
- お風呂の時間を決める
- 授乳や食事の時間を基準にする
- 赤ちゃんの機嫌のよいときに入れる
入れやすい時間に入れる
まずは、お世話をする人が無理なくできる時間帯を基準にすると継続しやすいです。
なぜなら、赤ちゃんの安全を第一に考えるなら、大人に余裕がある時間が望ましいからです。
夕食準備の時間と重なるとあわただしくなってしまう場合は、パートナーが帰宅した後に入れてもらうなどするのもよいですね。
夕方にこだわらず、余裕をもってお風呂に入れられるタイミングがよいでしょう。
お風呂の時間を決める
お風呂の時間を決めてしまうのもよいでしょう。
習慣化することで、赤ちゃんはリズムを作りやすくなるからです。
「毎日〇時に入浴⇒授乳⇒就寝」
といった流れを一定にすることで、夜泣きが減るケースもありますよ。
お風呂に入り体温が上がってから下がるタイミングで眠気が訪れます。寝かしつけの30分前に入浴時間を設定するとスムーズに寝かしつけることができるかもしれませんね。
授乳や食事の時間を基準にする
授乳や食事の時間を基準にして、お風呂の時間を決めても良いでしょう。
お腹がすき過ぎていたり食べたばかりだったりでの入浴は、赤ちゃんの負担になるからです。授乳してから30分~1時間程度あけてから入浴するのが安全。
授乳直後は吐き戻しや消化不良のリスクがあり、空腹過ぎても泣き止まない可能性があります。
授乳後の沐浴は避け、少し時間をおいてからお風呂に入れてあげましょう。
赤ちゃんの機嫌のよいときに入れる
赤ちゃんがご機嫌なタイミングが、お風呂に入れるには最適です。泣いている状態で入れるとさらに不機嫌になったりするからです。
お昼寝あけやお腹が満たされて落ち着いている時間を選んでお風呂に入れましょう。
新生児は授乳間隔が短いので、沐浴の時間を機嫌よく過ごせるようにしたいですね。
月齢ごとの赤ちゃんのお風呂のタイミング

赤ちゃんは成長とともに生活リズムが安定していきます。 赤ちゃんの成長に合わせたおすすめのお風呂の時間帯の目安・注意点を紹介します。
【月齢別おすすめお風呂時間一覧表】
月齢 | おすすめの時間帯 | ポイント | 注意点 |
新生児(0〜1ヶ月) | 15時〜18時頃 | 日中の機嫌の良い時間に入れる | 夜遅すぎる入浴は避ける |
生後1〜3ヶ月 | 19時〜20時 | 就寝前ルーティンに組み込みやすい | 毎日時間をそろえる |
生後4〜6ヶ月 | 19時〜20時 | 入眠がスムーズになりやすい | 長湯は10分以内にする |
生後7〜12ヶ月 | 19時〜20時半 | リズムを安定させやすい | 食後や眠すぎる時間は避ける |
1歳以降 | 19時〜20時半 | 家族と一緒の習慣を作りやすい | 遅すぎる時間は睡眠に影響するので避ける |
新生児は機嫌が良い時間に
新生児のお風呂のタイミングは、日中の明るい時間帯がおすすめです。 赤ちゃんが機嫌が良い時間だからです。
特に夜間の15時~18時に入れる家庭が多いです。
夜遅くの沐浴は体温変化が負担になるので避けた方がよいでしょう。
生後1ヶ月~3ヶ月から同じ時間帯がおすすめ
生後1ヶ月~3ヶ月の赤ちゃんのお風呂の時間は、同じ時間帯にしていくとよいでしょう。「入浴⇒授乳⇒就寝」という生活リズムが作りやすいからです。
例えば、生後2ヶ月くらいからお風呂の時間帯を19時半に決めて、寝かしつけまでの流れがスムーズになったケースも多いです。 お風呂の時間がバラバラだとなかなか生活リズムが整いません。
昼夜逆転しないように、お風呂の時間を同じ時間帯に決めて生活リズムを整えるようにしましょう。
生後4ヶ月~6ヶ月は19時から20時がおすすめ
生後4ヶ月~6ヶ月くらいからは、19時~20時がお風呂の時間におすすめです。寝かしつけ前の入浴ルーティンとして実践しやすいからです。
月齢が上がってくると体温調節機能が発達して、夜の生活リズムが安定してきます。スムーズに入眠できるよう習慣づけていきましょう。
お風呂の時間を固定することで夜泣きが改善することも期待できますよ。
赤ちゃんのお風呂にかかる時間
新生児の沐浴は5分〜10分が目安です。 乳児期の赤ちゃんでも15分以内で入れるのが基本です。
長時間の入浴は体温が上がりすぎて疲れやすくなるからです。 赤ちゃんがお風呂に浸かる時間は2~3分で十分。 長湯は体力を消耗します。
赤ちゃんの入浴で大切なのは、体を清潔にすることです。 短時間で負担なく、安全に快適にすませるようにしましょう。
お風呂にかかる時間はあくまで目安です。
- 夏と冬の入浴時間の工夫
- 遅い時間帯にしか入れられないときの工夫
- 兄弟がいる家族の工夫
について考えてみましょう。
体調が悪いときやお風呂に入れる前に眠ってしまった場合は、無理に起こす必要はありません。
体を拭くだけにしておくなど、無理をしないで清潔を保つことを第一に考えましょう。
夏と冬の入浴時間の工夫
季節によって赤ちゃんの入浴時間は調整しましょう。 寒暖差によって体調を崩す可能性があるからです。
夏は汗をかきやすいので短時間の入浴でOK。 夕方に入れて清潔に保つことが大切です。
あせもになりやすいので、お風呂の時間以外にシャワーで汗を流すのもおすすめです。
冬は部屋の温度に注意が必要です。 寒暖差で体調を崩しやすいので、部屋の温度を25度前後に保ち赤ちゃんが寒くないようにします。
お湯に浸かって体を温めるというよりは、清潔に保つためにお風呂に入るのが目的です。
遅い時間帯にしか入れられないときの工夫
赤ちゃんを夕方にお風呂に入れたくても、共働きの場合などはお風呂の時間帯が遅くなってしまうことも多いです。
お風呂の時間が遅いことを心配するママやパパは多いですが、家族の生活リズムに合わせてあげれば問題ありません。
例えば、21時以降になってしまう場合は、短時間でお風呂をすませるとよいでしょう。翌朝余裕があればシャワーで補うなど、臨機応変に対応すればOK。
厳密に毎日同じ時間に入れることにこだわる必要はないので、家族の負担がないタイミングでお風呂にいれましょう。
「赤ちゃんがお風呂に入らないで寝ちゃった」と悩む場合があると思いますが、寝ている赤ちゃんを起こしてお風呂に入れることはありません。
軽く体を拭いてあげて翌日にお風呂に入れるなど、柔軟に対応することが大切です。
兄弟がいる家庭の工夫
上のお子様と一緒に入れる場合はそれぞれの家庭にあった工夫が必要です。
兄弟と一緒にお風呂に入れる場合、先に赤ちゃんを短時間で入浴させてから上のお子様とゆっくり入るご家庭もあります。
赤ちゃんを一人で置いておくのが難しい場合は、赤ちゃんの入浴をサポートするグッズを利用するのもおすすめ。
お風呂用ベビーチェアなどに赤ちゃんを寝かせておけば、赤ちゃんも上のお子さんも楽しく入浴することができるでしょう。
赤ちゃんのお風呂の時間に関するQ&A
赤ちゃんのお風呂の時間に関するよくある疑問に答えます。
赤ちゃんのお風呂の時間帯がバラバラなのはよくないですか?
赤ちゃんのお風呂に入れる時間帯がバラバラでも健康に問題はありません。
家族の都合でお風呂の時間がずれてしまった場合は翌日に戻せばOK。
ですが、お風呂の時間がバラバラだと、睡眠リズムの乱れにつながることがあります。できるだけ一定の時間に入浴させるのが理想です。
赤ちゃんがお風呂に入らないで寝ちゃったら起こすほうがよいですか?
赤ちゃんがお風呂に入らないで寝てしまったときは、無理に起こさず翌朝に短時間で入れる方法もあります。
寝ているのを起こしてお風呂に入れると、泣いたりしまったりそのまま目が覚めてしまったりして眠れなくなる可能性があります。
夏場や汗をかいた日は、軽く体を拭くなど清潔を保ちましょう。
赤ちゃんのお風呂とミルクのタイミングはいつでもよいですか?
赤ちゃんのお風呂に入るタイミングは授乳から30分後以降〜次の授乳前がベストです。
特に授乳直後は吐き戻しや誤嚥のリスクが上がるので避けたほうが良いでしょう。
入浴後に授乳する流れは寝つきをよくする効果もあります。お風呂上りの水分補給としてミルクや授乳する家庭も少なくありません。
入浴後に機嫌がよく眠そうなら無理に飲ませる必要はなく、目が覚めて欲しがった時にあげればよいでしょう。
絶対に決めた時間にする必要はないので、家族の生活リズムや体調に合わせてお風呂の時間を決めていきましょう。
お風呂のお湯と時間の目安はどれくらいですか?
赤ちゃんのお風呂のお湯の温度は38〜40℃を目安にしましょう。
お風呂に浸かってから洗い終わるまで10分程度ですませると、赤ちゃんの体に負担がかかりません。
特に新生児の皮膚は薄く体温調節が未熟。長湯は疲れたり皮膚が乾燥したりする原因になります。
ぬるめのお湯に短時間で赤ちゃんのお風呂はすませましょう。
予防接種の当日にお風呂に入れても大丈夫ですか?
赤ちゃんの体調が良ければお風呂に入っても問題ありません。接種した部位を強くこすらないようにしましょう。
熱が続いたり元気がなかったり、いつもと違う様子があるときは無理にお風呂に入れない方がよいです。体を拭く程度にとどめ、様子をみてあげてくださいね。
参考:厚生労働省「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」
赤ちゃんの沐浴の際の注意点

新生児や乳児を安全に入浴させるための注意点を確認してみましょう。
- 室温やお湯の温度に注意
- 赤ちゃんから目を離さない
- 授乳直後・空腹時を避ける
- 滑りやすいので支え方に注意
- 入浴後の準備をしておく
- 入浴時間は短くする
- 赤ちゃんの体調に注意
赤ちゃんをお風呂に入れる際は安全を第一に考え、赤ちゃんの負担にならないように準備をすることが大切です。
室温やお湯の温度に注意
室温は25℃前後、お湯は38〜40℃が適温です。
冬は特に寒暖差が大きいと体調を崩す原因になります。 暖房やヒーターで寒くならないように室温を調整しましょう。
新生児のお風呂のお湯の温度の目安は38℃前後。大人には少しぬるめに感じるくらいがちょうど良いです。
温度計を使うと確実ですが、ひじの内側でぬるめに感じるくらいかどうか確認する方法もあります。
お湯が熱すぎると皮膚が赤くなったり、冷たすぎると体温が下がったり体調を崩す原因となるため、室温・お湯の温度の確認は必須です。
赤ちゃんから目を離さない
赤ちゃんをお風呂に入れる際は、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。わずかな水でも溺れるリスクがあるからです。
5㎝程度の水で溺れてしまったというケースもあります。
ほんの数秒目を離しただけでも溺れる危険があるので、赤ちゃんに手の届く範囲から離れないようにしましょう。
参考:消費者庁【子どもを事故から守る!PROJECT】
授乳直後・空腹時を避ける
授乳直後・空腹時の沐浴は避けましょう。 授乳直後は吐き戻してしまう可能性があり、空腹時は泣いてストレスを感じやすいからです。
起床や授乳から30分〜1時間後がベスト。
特にお腹がすいていると、泣いて落ち着かないので入浴どころではありません。
ご機嫌で赤ちゃんが過ごせる時間帯を選んで入れましょう。
滑りやすいので支え方に注意
赤ちゃんをお風呂に入れる際は、滑りやすいのでしっかり支えることが重要です。
特に新生児は首がすわっていないので、片手で頭と首をしっかり支える必要があります。
お風呂で使うマットやバスチェアを利用すると、両手が使えるのでより安全に洗うことができます。
バスソープを使うとさらに滑りやすくなるので、ゴシゴシ洗わずに包み込むようにして洗うと良いでしょう。
入浴後の準備をしておく
赤ちゃんをお風呂に入れる前に、入浴後の準備はしっかりしておきましょう。 赤ちゃんは体温が下がりやすいからです。
お風呂から出たらすぐに全身を拭いて、保湿・着替えをしてあげましょう。
バスタオル・着替え・保湿剤は事前にそろえておくとよいですね。
スムーズに入浴後のケアができるように準備を整えることが大切です。
入浴時間は短くする
赤ちゃんをお風呂に入るのは短時間ですませましょう。 長湯をすると体温が上がりすぎて疲労や脱水の原因になるからです。
新生児期は5分程度、乳児期は10分程度が目安。 ぬるめのお湯で短時間が基本です。
赤ちゃんの体調に注意
熱があったり下痢をしていたり、体調不良の時は入浴を控えましょう。体力を消耗したり湯冷めの心配があるからです。
平熱でもいつもより元気がないときは、汚れの気になるところだけタオルで拭くだけにしてあげましょう。
無理をさせてお風呂に入れずに、元気になってからお風呂に入れるという判断が必要な時もあります。
まとめ
赤ちゃんのお風呂は、毎日ほぼ同じ時間帯に入れることで生活リズムが整います。
19時〜20時くらいがおすすめですが、家庭の生活リズムや赤ちゃんの機嫌に合わせた柔軟さも大切です。
- 新生児は日中の機嫌がよい時間に
- 1〜3ヶ月はある程度時間を決めて
- 4カ月以降は19時〜20時の寝かしつけ前がおすすめ
完璧を目指す必要はありません。 家族の都合で時間がずれても翌日戻せばOK。
遅い時間になったり、赤ちゃんが寝てしまった場合も無理をしないで柔軟に対応しましょう。入浴は赤ちゃんによって気持ちがよく、大人にとっても安心できる時間にしたいですね。
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